2008年06月13日
大工の橋本さん

知り合いの大工さんにお願いして、物件を見てもらった。
ぼくがお茶を習っている先生を庵を建てたという方で、ちょくちょく先生宅に遊びに来ていて、ぼくも時折顔を合わせる。その方が実は、ぼくが今住んでいる借家を建てた方でもあり、ウチにも何度か家の手入れで来てもらっている。
今朝、店になる家を落ち合う約束をしていたら、ぼくらより先に、同業の息子さんと二人で来て、家を見てくれていた。
ぶっちゃけたところのぼくらの予算や、なるべく安くで上げたこと、出来るところは自分たちで工事をしたいことを伝えたら、具体的なアドバイスくれた。
素人なんだから、手に余ることをしようとしないこと。気持ちは分かるけれど、実際作業に掛かるとその大変さが直ぐにわかるはず。
壁を抜いて広いスペースにしたいと言うけれど、戦前から建っているこの家、そんなことしたら耐震強度的に考えると心配すぎる、むしろ壁をもっと強くして補強した方が安心だぜ。
天井をはがして梁を見せたいと言うけれど、そんなことしたら、ホコリだらけになるし少なくとも70万円は余計に掛かってくる。電気の配線もせねばならないし、屋根裏に化粧板も張らねばならなくなる。上を向いてやる作業は相当に大変ですぜ、私らでも往生するんでっせ。
壁に土を塗りたいと言っても、素人がやったら仕上がりが野暮ったくって仕方ない、それより和風のクロスがあるからそれをぱんぱんっとはりゃあいいんだ。
なによりあれこれやろうとせず、とにかくも早う店を開けるようにして、しっかり稼がんといかん・・等々。
大半がダメ出しだったのだけれど、半生をこの道で歩いてきたたたき上げのプロが言うことなので、説得力がある。
えらいこっちゃなあ、とおぼつかない気持ちでいたら、あんたら二人じゃどないもいかんやろうし、トラックも無いし、仕入れ先もわからんだろうから、弟子が二人出来たと思って通ってこよう、縁のあった方やし、と言ってくれた。当然日当を払うのだけれど、心強いことこの上ない。
今日もまたひとり、ぼくらを導いてくれる天使に会えた。(シブいから銀)
いただいたアドバイスに従い、保健所に行き、事情を説明した上で、改装に関する留意点、そもそもあの物件の飲食店転用に問題が無いかを確認した。盛り込まねばならない設備はいくつかあるのだけれど、取りあえず転用に問題はないことが分かり、ひと安心。
週明けには消防署に行って、そこでも指示を仰ぐつもり。
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