2008年02月24日
メメント・モリ
・・・なんてことを突然書いたのは、昨日、小さい頃よく世話になった叔父の見舞いに行ってきて、考えることがあったから。
ぼくがごく小さかった頃、母と妹が大きな病気をした際、しばらくの間その叔父夫婦の家に預けられていたのだった。そのせいなのかもっと深い縁があったのか、彼と自分の相貌や雰囲気、仕草や声等がよく似ているというのは自他共に認めるところで、親類の中でも特別なつながりを感じる身内なのだった。
去年の5月から入院治療を続けている事は聞いていたのだが、詳細は知らないままだった。金曜の夜、実家の父から連絡があり、容態が危ういということだったので、土曜の朝早くに家を出て、大阪の外れ、河内長野の病院まで行ってきた。
さいわいまだ意識がはっきりしていて、言葉を交わす事ができたのだけれど、主治医によると、全身に疾病が広がり、いつ何があってもおかしくない状況らしい。
相部屋の狭い仕切りの内のベッドに横たわる彼は、死にゆく人だった。
そんな彼を見て、改めて、人生をいうことを考えた。
誰もがこうして果ててゆく。時には緩慢に、時には突然に。命はこんなにもはかない。守ろうにも、飾り立てようにも、あまりにたやすく指の間をすり抜けて落ちてゆく。
ならば。必ず訪れる死を恐れても仕方がない。むしろその日まで、残された日々を大切に、あるいは貪欲に充実させてゆこう。尻込みして背を向けない限り、できないことなどほとんど無いのだから。
この生に、そして死にも感謝を。
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